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2023/03/27

高岡銅器鋳造製蒸留器「ZEMON」が 飛騨高山蒸溜所に導入 3月25日(土)開所セレモニーが執り行われました

若鶴酒造株式会社(富山県砺波市)と株式会社老子製作所(富山県高岡市)と富山県産業技術研究開発センター(富山県高岡市)が共同開発した世界初の鋳造製蒸留器「ZEMON(ゼモン)」が、有限会社舩坂酒造店(岐阜県高山市)が運営する「飛騨高山蒸溜所」に導入され、3月25日(土)開所セレモニーが執り行われました。自社以外では初の導入となります。 本年4月から蒸留が開始され、2026年には初のシングルモルトが商品化される予定です。

導入されたZEMONの前で 左→有限会社舩坂酒造店 有巣弘城社長 右→ZEMON開発者 三郎丸蒸留所 稲垣貴彦

ZEMONは400年の歴史を持つ高岡銅器の梵鐘の製造技術か生まれた蒸留器で、通常銅のみが使われるポットスチルが、銅と錫合金で作られており、まろやかで高品質な蒸留酒の製造が可能になります。鋳造による肉厚によりエネルギー効率とライフサイクルコストに優れたSDGsに貢献する次世代の蒸留器です。経済産業大臣賞等、ものづくりに関する各種表彰を受け、従来のウイスキーの常識を変える発明として評価をいただいています。

国内特許登録番号 : 第6721917号   英国特許登録番号 :GB2590218

ZEMON(三郎丸蒸留所)

 

 

 

 

 

岐阜県高山市上三之町の日本酒の製造元である舩坂酒造店が2007年4月に廃校となった旧高根小学校の校舎を活用し、本格ジャパニーズウイスキーを製造するもので、岐阜県初のウイスキー専門蒸溜所となります。校舎を活用したウイスキーを学べる体験施設も併設し、2023年4月から製造が開始されます。若鶴酒造株式会社代表取締役CEOで三郎丸蒸留所ブレンダーである稲垣貴彦が製造から運営に至るまでの総合的なアドバイザーを務めています。

飛騨高山蒸溜所 全景

体育館内に設置された製造設備

三郎丸蒸留所 稲垣貴彦

 

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